😊たかたかしです
今回は箱根にあるガラスの森美術館💁♂️ クリスマスのイルミネーションイベントをご紹介😄
こちらの動画もストーリー構成となっておりますので、ぜひご覧ください😌
私の名前は「きよし」江戸川区在住で自営業をしている。
主な取引先はホテルで時々食器類の補充販売と、
日本の四季に合いそうな食器類を提案して販売している。
妻のさとえがネット販売を始めた。
まとまった量のワイングラスの注文が入ったので、挨拶と納品に2人で箱根まで来た。
納品先は仙石原にある高級旅館だった。
部屋数は10室前後で全部屋に温泉があるようだ。いったいどんな人達が泊まるんだ。
納品を済ませた。
ここまで来たのだからと、以前から気になっていたガラスの森美術館に行く事にした。
妻は請求処理があるので、早く戻りたかったようだ。渋々後を追ってきた。
建物はベネチアングラスと現代ガラス工芸で分類されている。後は広大な庭がある。
そして、どれもがアートだ。我々が扱っているような実用品ではない。
まぁでも知識としてこのような物もあると認識していれば商売の役に立つだろう。
妻もかなり見入ってるようだし、来てよかった。
車椅子で来ていた外国人の方が、あそこを見たいのだが…と指をさして話しかけて来た。
この施設はざっと見た感じ、一部はバリアフリー対応だが階段が多い。
いいですよ!と車椅子から立ち上げるのを手伝い、階段を一歩一歩上がった。
とてもダンディなその人は日本の温泉で足の療養に来て3週間だそうだ。
多少の支えは必要なものの、足腰はしっかりとしているように思えた。
晩年の父親を思い出し、色々と連れて来てあげたかったと、悔やんでも仕方ないが。
一通り館内を見て回り庭園は車椅子を押しながらゆっくりと見て回った。
外も何かと段差があり、都度立ち上がるの支えた。
途中、ガラス製品の事で話が盛り上がった。
ダンディな彼のおぼろげな話から江戸切子にたどり着くまではとても面白かった。
妻もゲラゲラ笑っていた。
一休みに妻がお茶を差し入れると、とても感謝していた。
この辺はとても坂が多い。どこまで帰るのか、と尋ねると山を指差し、あそこだよ。
タクシーを呼ぶと言っていたが、先程グラスを納品した宿だったので、
車椅子を折りたたんで、車で送って行った。
フロントでは先程お会いしたオーナーがびっくりしていたが、事情を説明したらとても
感謝され、コーヒーでもと言われたが、そろそろチェックイン時で忙しいからと思うと
丁重に遠慮させて頂いた。ダンディな彼にもご挨拶して、先程の美術館に再入館した。
夕刻の庭園はとても幻想的だ。ライトアップが美しい。ガラスが夕刻の太陽に反射すると
様々な色を放っている。
帰宅してペットボトル入りのワインで妻と乾杯した。
たまにこうして飲むのも良いものだ。
あれから8日が経ったお昼時に電話が鳴った。
私だ!元気か!君はキヨシって名前だね?
はっきりと覚えている。ダンディな彼だ。
私は「ジェフ」アメリカの大手通販サイト取締役だ。
3ヶ月前に交通事故で左足を複雑骨折し、リハビリをしている。
歳のせいか骨が元通りになるまで時間がかかった。
退院したものの、慣れない車椅子に苦戦し、このまま引退だなと思っていた。
日本の温泉で療養が出来る、そんな話を聞いた。
家族に反対されたが、一人で日本に飛んできた。
色々な泉質がある箱根に宿を取った。3日おきに場所を変えてみたが、
今いる旅館が気に入った。皆さん、とても親切だ。
足の具合も良いみたいだぞ。
外に出るべくタクシーを呼んでもらった。宿の部屋から見える、
ガラスの森美術館に行くと伝えたら、10分もかからずに着いた。
慣れているグーグルマップでも異国の地は感覚が分からないな。
館内はとても回りづらかった。杖で歩けそうだが、階段に自信がなく、
とある夫婦に声をかけた。
2階の作品を見たいのだが、手伝ってもらえないか?
その夫の方はガッチリとしていて安心感があった。
奥さんは車椅子を受付に預けて戻って来た。
手際の良さに関心しつつ、館内全ての作品を見る事が出来た。
しかも車椅子を取りに行って庭園にまで連れて行ってくれたのだ。
ガラスを削って作るアートについて尋ねた。
そんな問いにかなり悪戦苦闘していたが、スマホで写真を見せてくれた。
そう!これ! エドキリコ と言うらしい。
彼らの住んでいる近くに体験出来る工房があるようだ。
お茶を頂いた。館内で歩いたから、と。親切にも程がある。
旅館に戻るためにタクシーを呼ぶと言ったら、どこまで帰る?
と聞かれ、山の上にある旅館を指差した。
夫婦は目を合わせて笑っていた。送っていくよ!
車椅子の折り畳みも慣れている。すっかり甘えてしまうのは、
日本だから出来る事だ。自国では近親者以外ありえない。
旅館に戻ってきた。オーナーと夫婦は少し話していたが、
私に、早く良くなって、日本を楽しんで! と残し去っていった。
この国の人々はどんな教育を受けているんだ。それをオーナーに尋ねた。
我々の仕事はおもてなしをメインとしてますが、
そのおもてなしは、思いやりがあって成り立つものなのです。
相手を思いやる心は直接教わる事はありません。
家庭生活や学校生活の中で自然と身につくのです。
どういうわけか、返す言葉が出なかった。
ありがとう、とだけ伝え部屋の温泉に入った。
久しぶりに長く歩いたので、筋力が少し戻ったような感じだ。
部屋の窓から先程行ったガラスの森美術館を見ると
送ってもらった夫婦の車に似ているワンボックスカーが出ていく所だった。
あれからかなり時間が経ったし、違うよな・・・
食事が終わったあと、オーナーに先程の夫婦とはどんな関係なのだ、と尋ねた。
ワイングラスのを注文したら、わざわざ納品に来てくれたのだという。
そういうと、小さな箱を私に。
そのご夫婦がチェックアウトの時に渡して欲しいと言っていましたが、
今お渡ししておきますね。
その箱を開けた。
ベネチアングラスなのか、他の物か、グラスなのかおちょこなのか。
初めて見る小さなグラスだった。
そうだ、これでお酒を飲んでみよう。ルームサービスを頼んだ。
オーナーがお酒と、紙を持って来てくれた。
彼らのビジネスカードのコピーだった。
それから1週間、もう車椅子は要らない。
杖もサポートとして使っているが、もう大丈夫だ。
そろそろ自分のビジネスに戻らなくては。
長らくお世話になった旅館のオーナーにお別れを言い、チェックアウトした。
これから東京に行く。
彼らのオフィスに電話した。出たのはあの声、キヨシだ。
今からエドキリコの体験は出来るかい? もちろん!
私と友達になってくれるかい?
もちろん!もちろんだよ!
この歳、異国の地で友人が出来た。

入館後、ウェルカムミニツリーがお出迎え😊


こちらがガラスで出来たゲート! 光に当たる位置だと、もの凄くキレイでした😲

ベネチアングラス館のシャンデリア😅


ジャム売り場前の水車と誓いの鐘の前

可愛い鹿さんと、サンタがいました😊

最後にお目当てのツリーです😄 昼間の太陽の光が当たっていた時もキラキラして良かった
ライトアップされると更に幻想的です😚 LEDライトも良いですが、ガラスというのが素敵だなー
写真や動画では映らない、鮮やかに彩った光を放つガラスツリー! 素晴らしかったです
ガラスの森美術館では色々なイベントをやっています。詳しい情報はホームページをご覧ください!